2026/08/07 17:01


夏の土用が明けました。暦の上では、少しずつ次の季節へ向かうタイミング。

とはいえ、まだまだ暑さは続きます。

この時期、朝起きても疲れが残っている。なんとなく身体が重い。夜になっても頭が休まらない。気持ちに余裕がなく、些細なことでイライラする。

そんな変化を感じる方も多いのではないでしょうか。

夏は、強い暑さだけでなく、冷房による冷え、室内外の温度差、寝苦しさ、食欲の低下など、心と身体にさまざまな負担がかかりやすい季節です。

土用が明けたからといって、積み重なった疲れまで一気になくなるわけではありません。だからこそ今は、「また頑張らなきゃ」ではなく、香りの力を借りながら、自分をいたわる時間をつくってみてほしいと思っています。

香りは、ただ「いい匂いだから楽しむもの」ではありません。香りを嗅いだ瞬間、「なんだかホッとする」「ちょっと気持ちが切り替わった」そんな経験はありませんか?

香りの情報は嗅覚を通して脳に伝わり、気分や感情に影響を与えることがあります。

だから私は、疲れた時ほど、香りを暮らしの中に取り入れることをおすすめしています。たとえば、朝、なかなか気持ちが切り替わらない時は、レモンやオレンジのような爽やかな香り。暑さや忙しさでイライラしている時は、ラベンダーのような穏やかな香り。考え事が止まらず、夜になっても頭が休まらない時は、フランキンセンスなど、ゆっくり深呼吸したくなる香り。冷房で身体が冷えて、なんとなく元気が出ない時は、ジンジャーのような温かみのある香り。

その日の自分に合わせて香りを選ぶだけでも、「今の私は、何を求めているんだろう?」と、自分の状態に目を向けるきっかけになります。

そして、ここが私が大切にしているところです。同じ香りでも、昨日は好きだったのに、今日はあまり惹かれない。

逆に、普段は選ばない香りが、今日は妙に心地いい。そんなことがあります。

だから、「この悩みには絶対この精油」

と決めつけるのではなく、今の自分が心地よいと感じる香りを選ぶことも、とても大切です。

私は氣質アロマを通して、

生年月日からわかる氣質と陰陽五行の考え方も取り入れながら、その方に合った香りを一緒に考えています。人に気を使いすぎて疲れる人。頑張りすぎて止まれない人。考えすぎて心が休まらない人。

同じ「疲れた」でも、その背景は人それぞれ違います。

だからこそ、

香りの選び方も一人ひとり違っていい。

私はアロマを、「もっと頑張れる自分になるためのもの」ではなく、

「今の自分に気づいて、自分に戻るためのもの」として使ってほしいと思っています。

土用が明け、少しずつ秋へ向かう今。

まだ暑いからこそ、身体を冷やしすぎない。夜は少しゆっくり過ごす。深呼吸する時間をつくる。そして、お気に入りの香りをひとつ取り入れてみる。

そんな小さなセルフケアからで十分です。

「今日は何の香りが心地いいかな?」

そう自分に問いかけることも、立派な自分へのいたわり。香りは、自分を無理に変えるものではありません。

今の自分を知り、本来の自分へ戻っていくための小さな道しるべ。

夏を頑張ってきた心と身体に、

今日はどんな香りを届けてあげますか?